語順
基本的に主語、動詞、目的語の順番。正確には動作主、動詞、被動者の順番。
被修飾語、修飾語の順番で形容詞や副詞が別のものを修飾する。
形態
膠着語。語形成の際や格を標示する際には接辞や語の合成が多く見られる。語の合成をする際に縮約が多く起こるため、一見屈折性が強く見えるが、形態論的には屈折はない。
動作主と被動者
ニア語では動作主と被動者を区別する。動作主は読んで字のごとく動作をしている人、物を意味する。一方、被動者は「動作を受ける人、物」と「動作をさせられる人」を表すことに注意されたい。
例えば、動詞"zube"は動作主を主語とするとき「(スケートなどで)滑る」という意味になるが、被動者を主語とすると「(足を滑らせて)転ぶ」という意味になる。概して被動者を主語にするときはその動作がその人の意思のもとに行われていないことを示す。
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